街は山吹色に染められていた。
贄殿遮那を狙うソラトとティリエルが操る巨大な植物の花びらが空を舞っている。
その中で、真紅の炎を纏ったシャナの大太刀が、植物の蔦を切り、ソラトを蒸発させる。
だが、それは一瞬でしかなかった。
前もって仕掛けられていた自在法のためか、ソラトの再生は異常に早い。
やがてシャナは捕らえられ、その手から贄殿遮那が落ちた。
一方、シャナの戦いを知ったマージョリーとマルコシアスは、封絶の中で動くトーチを見つけていた。
悠二とマージョリー。目的は違うが、望む結果は同じ二人が、手を組む。