ヴィルヘルミナによる、シャナ以上に厳しい鍛錬。
その甲斐あってか、悠二は徐々にだが新たな力を身に付けようとしていた。まだ確実ではないものの、それを「存在の力を操れるようになった」成果とヴィルヘルミナは言う。
一方、鍛錬を休んだ理由として、ヴィルヘルミナにシャナは「都合が悪い」とだけ伝えていた。いや、本当の理由は他にあった。とある抑えようのない気持ちが苛立ちとなり、シャナの態度を悪化させているのだ。
そしてついに、シャナはその苛立ちをヴィルヘルミナにぶつけてしまう。
そんなシャナの苛立ちを知ってから知らずか、悠二はその翌日、史菜の屋敷へと足を踏み入れる。